中野の北部、上鷺宮の地に、昭和43年に設立された中野区立かみさぎ幼稚園。
50年もの長い間、地域に愛され幼児期の教育を進めています。上鷺公園に隣接する緑豊かな幼稚園です。
園庭には、季節ごとにたくさんの実をつける木々や、カエルやトンボがやってくる池、思い切り体を動かして遊べる大小の築山などがあり、心と体を動かして遊ぶ子どもたちの笑顔あふれる幼稚園です。
一人一人を大切にし、心豊かな子どもたちを育てるという考えのもと、次のような教育目標を掲げて教育を進めています。
教育目標 心豊かでたくましく、健康な子どもに育てる
○感じる心をもつ子ども
○考えながら行動する子ども
○豊かに表現する子ども
幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものです。
平成30年度より全面実施の新幼稚園教育要領に基づいた教育でも、幼稚園教育の基本である「環境を通して行う教育」「幼児の自発的な活動としての遊びを通しての総合的な指導」は変わりません。
幼児期にどのような環境で生活し、どのようにひと・ものと関わり、どのように心と体を動かして活動するかが将来に大きな意味をもってきます。
本園は、幼児期にふさわしい生活と遊びを通して、身近な環境に主体的に関わりながら、幼児一人ひとりに小学校教育以降の教育の基礎となる幼児期の教育において育みたい資質・能力「知識及び技能の基礎」「思考力、判断力、表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」が育まれるよう、教職員一同、チームとなって進めていきます。小規模の幼稚園だからこそ、家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりに即したきめ細かな指導を心掛けています。
本園でたいせつにしていること
○一人ひとりの子どもの興味や関心を大切にしています。
○子どもの発達に即した主体的な遊びが、生活の中心になっています。
○基本的な生活習慣が身に付くように、家庭と連携しながら進めています。
○園内の草花や虫などの生き物を呼び込む雑草園や池、畑などを生かし、自然に触れる直接体験を
積み重ねています。
○感性豊かな心を育むために、季節行事や伝統行事を大切にしています。
○小動物を大切に飼育したり、植物を世話したりする体験を通して、命の尊さを学ぶことができる
ようにしています。
○異学年の幼児との関わりが深まるような活動を計画的に行っています。
○友達と協力して一つのことをやり遂げる活動も大切にし、自己有用感や社会性、道徳性が身につ
くようにしています。
○子どものより良い発達を目指して、園と家庭が連携を図り共に協力していけるよう、参観や懇談
会、保護者会活動など工夫して進めています。
○地域に愛される幼稚園として、地域の方々にご理解ご協力をいただきながら、教育活動を進めて
います。(園庭開放・未就園児親子の会・高齢者との交流・地域の施設との交流など)
○近隣の保育園・小学校や中学校との交流・連携を進めています。
これからの時代を担う幼児が心身ともに健やかに育つように、全教職員が心と力を合わせ、幼稚園教育の充実に努めています。